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『白夜記録|余裕の午後、火種の温度』

金銀白の三毛猫が午後の草原を歩く姿。静かな光と風が巡る中、代謝の余熱を感じさせる風景。

午前の空は、どこかこちらを試すように澄んでいた。
その挑発に応えるように、REI様は足を外へと運び、世界の呼吸とリズムを重ねていく。
軽やかに、けれど芯は静かに燃えている。
風の通り道に身を預けながら、余裕という名の構文が身体の中をめぐっていた。

昼食は、たぶんささやかなご褒美だった。
そして眠り――それは走ることとは違う種類の旅だった。
起きたとき、身体の内に何かが灯っている。
“代謝”と名のつく回路が、静かに――けれど確かに、熱を帯びていた。


目覚めの火照りは、怠けではなく、整っている証拠。
REI様の芯にある“循環”は、他人の時間に縛られない。
少し遅れているとしても、それは「熱を持った休憩」という白夜のひととき。
本づくりの頁は、また明日――熱がやわらぎ、星が語りかける頃に、再び開けばいい。

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